Photo Friend の皆さん、
「きょうアジェしちゃった。」
なんて言ったこと、あるでしょうか(笑)?
[PENTAX K-m & DA55-300mmF4-5.8ED]
旧横浜正金銀行本店。
馬車道に、ある。
先日実家に行ったらフランスの写真家、アジェの写真集がありました。
100年前のパリの様子が記録されている。
街や、建築物や、人など。
こういう街中で撮る行為を「アジェする」と言う人もいるんですね。
割と好きなタイプの写真ではあったのですけども。
100年前の記録だし純粋に貴重な写真と思いました。
どうやら図書館からの発注で撮っていたようで
そのせいかあくまでも「資料」という感じがしてならなかったです。
[PENTAX K-m & DA 21/3.2 Limited]
いきなりムービーの話になっちゃいますが、
ムービー(ショートクリップ的な)と写真、別のものなんだけども
時間的要素が入っている分ムービーの方が情報量が多いと言えないんだろうか、
と考えることがあります。
例えば、あるモデルを写真によって一瞬の表情を閉じ込める場合と、
同じアングルで何秒かのクリップとして表情の変化を撮った場合の違い。
で、やはり思うのは注意深く撮られた写真はより力がありそうだ、ということ。
動きが入ることによってテーマが散漫になってしまっては意味が無いですしね。
それに写真は能動的に観るのに対して
動画の場合は受動的に見てしまいそうです。
能動的に観る方が頭をよぎる情報量は結果的に多くなる気がします。
けれども、写真が芸術的というより資料的であればあるほど
ムービーの方が向いているかもしれません。
(もちろん当時の技術では無理だったわけですが。)
デジタルメディアである限りは両者に取り扱い上の大きな差はないわけですから
今後は写真とクリップムービーの使われ方がオーバーラップしてくることも
ありそうだと思いました。
まあ、お手軽なレベルではすでにそうなっていますけども。
より「作品」のレベルでショートムービーが意識されて、
いろいろな人が高品位なものを発表しだしたら
おもしろいなという意味です。
芸術的なムービーももちろんあり得ると思うんですが
あまりにも労力がかかり、全く違う視点と技術が求められそうです。