六本木の21_21DESIGN SIGHTで展示が行われている。
[SIGMA DP1]
展示点数はそれなりにあったが、
ある程度ファッションについて見識が無いと堪能しきれない気がするような。
自分は小一時間くらいで割とさっくり見終わってしまった。
アーヴィング・ペンと三宅一生が直接合うことなく撮影が行われ
ペン自身が服を見たイメージで絵づくりが行われた、とのこと。
最高の関係性だと思う反面、これはけっこ怖いことだよなー。
人の商売に影響を与える部分で自分の感性が試されているわけだから。
[SIGMA DP1]
今回の展示はいわゆる写真展とは違ったが、
いままで写真を観る時にどういう心がまえで見て良いものか迷っているところがあった。
最近は「お話を聞かせてもらう」というスタンスが良いような気がしている。
例えば音楽を聴くとなると「ジャズが良くて」「歌ものが良くて」
という風に自ずと自分の好みで限定されて行く。
しかし写真の場合は世の中のあらゆることが対象になっているにもかかわらず
「写真」とひとくくりにされてしまっている。
だから写真が好きです、なんてのは実に漠然としたことを言っていることになってしまう。
写真観賞の際、「きょうはどんなお話が聞けるのかな」というつもりで観ると
写真家の気落ちがダイレクトにわかるような気がして、これは良いおまじないだと感じた(笑)。
すると小粋な小話の時もあればアーティスティックな話だったり。
つまらない話の時もあれば、つまらなく見えて実は自分がついて行けていないだけの話だったり。
とにかく写真をあまり大げさに捉えなくても良いな、とか
受け流す写真があっても良いんだ、
みたいに考えることができるようになり気が楽になった。
ところで本日2月7日(火)
写真について語ろうという謎な会が催される予定です。
巣鴨 Studio Four
何をやるのか私もよくわかってませんがとにかくブッキングされております(笑)。
同じく写真に熱くなっているスタジオオーナーを囲んで語り合うのだと思われます。
演奏も有りだとのこと。
弾いて聴いて語って観賞したい方、集まれ(笑)。