日比谷公園を散歩していました。
ここは思ったより桜が少ないんですね。
[SIGMA DP1]
本数はそこそこあるのですが公園が広いので
桜の占める割合から少なく感じたのかもしれません。
[SIGMA DP2x]
すっかり日が暮れました。
暗闇でひっそりと咲いている桜が一層美しく見えます。
ただ、風が強くて非常に撮りにくいです。
[PENTAX K-5 & FA77/1.8 Limited Black]
ここしばらくDP の写りにはまっていましたが
やはりこのFA Limited レンズの描写には愛着を感じざるを得ません。
FA77 の良さはわかりやすく定評あるものですがFA31 も非常に良いですね。
[PENTAX K-5 & FA77/1.8 Limited Black]
当初使用していたSIGMA30/1.4 が必要十分な写りをするものですから
FA31 を導入する必然性が感じられなかったのですが
実際使ってみると上質な写りを体験することとなりました。
SIGMA は開放でも驚くほどシャープで本当に驚いたものです。
中心部は等倍でも立派に解像していてデジタル時代の決定版標準レンズといった感じです。
[PENTAX K-5 & FA77/1.8 Limited Black]
一方FA31 は開放付近ではSIGMA ほど目の覚めるようなシャープネスはないものの
写真として美しい、まとまりのある絵を吐き出してくれます。
上質なぼけ描写が立体感を表現しているようです。
また体感的なボケ量に差を感じます。
SIGMA は開放F1.4 であるにもかかわらずシャープに結像し、
比較的簡単に撮れるような印象があります。
FA31 は開放F1.8 であり、さらにやや絞って使いため被写界深度的には深くなるわけですが、
合焦部から少しでも外れるとふわっとしたボケが確認出来ます。
そのため一層ピントはシビアに感じます。
最初は絵の締まりが悪いのかと心配したほどです。
ボケ量が欲しい場合でも結果的に満足が得られているように思います。
また謎な現象ではありますがFA31 は常に測光が明るく出るためマイナス補正をしています。
絶対的な光量も稼げているようです。
というわけで、
- 絶対的に明るく
- 上質にボケやすく
- 周辺まで解像し
- 絞っても円形絞りのため丸ボケをキープする、
など品質の高さ感じることができます。
といっても実際プレビューして純粋に感じるのは
「なんだかよくわからないが魅力的な写りをするな」ということです。
例えば、「やっぱシャープだな」というのは判断しやすい項目なのですが
「なんか魅力的だな」というのはなんとも判然としない言い方です。
これが意図的に収差を残したリミテッドレンズの味と言うことになるのでしょうか。
すげーですよ。ペンタックスは。
ところでFA31 の写真も掲載していないのに感極まって感想を書きまくってしまいました。
わはははは。