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神保町 土門拳

最近神保町に出没している。

ハッピ型の看板が笑えるぞ。


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店内でなにげなく手に取った土門拳の写真集。
衝撃的だった。
文楽人形が、仏像が、当時の文化人のポートレートがなにかを訴えかけてくる。


失笑してしまうが、この時点で土門拳にも浄瑠璃にも仏像にも特に興味はなかった。



神保町 土門拳_b0134013_2349101.jpg



だが、その表情に見入ってしまう。
いつか本物を見てみたいと思わせる。


さて自分は土門拳の写真に感動したのか、仏像や人形自体に感動したのか。


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被写体があるそこには、寺や劇場といった「場」があり
気温や環境音や匂いなどの雰囲気があり、
それを全身で感じようとしている自分がいる。



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一方、写真ではその場にいなかった読者へいきなり感動を伝えなくてはいけないのだから、
一番言いたいことを最も効果的に表現しなくてはいけないだろう。

その重要な部分を抽出する感性と表現する技術を持っているのが写真家ということ、かな。


神保町 土門拳_b0134013_23493471.jpg




だから本物の持っている厳かさに驚き、それを独自の感性で見せてくれた土門拳にまた驚いた、というわけなんだろう。


すごすぎるぞ、本物も写真家も(笑)。


実際シャッター押せば撮れちゃうんだろう、と思われがちなカメラではあるが
いざ感動を伝えようとか思想を伝えようとなると簡単にはいかないわけで...



神保町 土門拳_b0134013_23494291.jpg

[PENTAX K-m & FA43/1.9 Limited Black]



音楽も似たようなものか。

大変なものに手を出してしまいましたね、Photo Friend & Jazz Friend の皆さん !(笑)。
by tig3ti | 2009-02-14 23:45 | カメラ/写真 | Comments(3)
Commented by FOUR at 2009-02-17 00:14 x
A氏も、こないだのライブの時、
休憩中&終了後、さかんに撮りまくっていましたよ。
おかげで最近私に構ってくれません。(笑)
しかも撮った写真、なかなか見せてくれない。
ヒミツだって。全くぅ。
こんなふうに公開してくれれば楽しめるのに。
とはいえ、A氏のブログなんて、とても想像できないが。
3月のライブ&セッション&撮影会、楽しみにしてます。
私だけ、カヤの外っぽいですが。
Commented by jmiin at 2009-02-17 00:51
2枚目の本が積んである写真......
良い雰囲気ですね。でもちょっぴり手ぶれを感じます。気合いで撮って
欲しいモノです^^; 失礼しました。
Commented by tig3ti at 2009-02-17 01:43
FOUR さん
A さんのblog、あったら是非見てみたいですねえ。
辛口blog とか(笑)。
3月、よろしくお願いします。

jmiin さん
夜間のホールディングはなんだかうまく行かないです。
K-m クラスでISO6400 常用とかなったら世界が変わるでしょうねえ...


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