夏になる前の写真ではあるが、
秋でなくてもこんな色になる染まる木もあった。
[PENTAX K-m & FA77/1.8 Limited Black]
ところで、
もともとフルサイズにはあまり興味は無かったのだが
ここへきていろいろ考えが変わってきた。
普通に、フルサイズが欲しくなって来たのである(笑)。
いや、まだもちろん買う予定は無いが。
そもそもフルサイズを視野に入れなかった理由は、カメラ初心者にとってあの大きさが手にあまり、
しかもかなりの出費を強いられるから、ということだった。
だがその程度の理由で興味を失うのもばかばかしい話だということで日々夢想している。
[PENTAX K-m & D FA Macro 100mmF2.8]
フルサイズのコスト高の理由で良く言われること。
撮像センサーの製造途中に空気中のほこりが落ちるとそのチップは不良となってしまう。
センサーの面積が2倍ほど大きなフルサイズでは歩留まりが悪く、結果コスト高になってしまい
製品価格に反映されてしまうのだ、という話。
これは本当なのだろうか??
いや、もちろんその話自体は本当だろうが...。
カメラ価格は変動が激しいから敢えて去年リリースのモデルで比較するが、
APS-C の中級モデル、EOS Kiss X2 が現在¥50,000。
フルサイズのローコストモデル、EOS 5D Mark II は¥240,000。
値段は5倍近く差がある。
もちろんセンサーサイズだけでなくファインダー、ミラー、連写性能、防塵防滴など
総合的に性能アップが図られているためその分コストは上乗せされるし、
償却台数を考えても1台当たりの価格が上がってしまうのは当然とは思う。
またハイエンドユーザーは高くても買うだろうと利益率も高めに設定されているのかもしれない。
[PENTAX K-m & FA77/1.8 Limited Black]
この際、あえてもっと意地悪な比較をしてしまう(笑)。
APS-C のエントリーモデル、EOS Kiss F が ¥42,000。
フルサイズのハイエンドモデル、EOS-1Ds Mark III が ¥670,000。
これでは、実に16倍の価格差!
もちろん高感度での写りは違うし、強力な連写によってのみ撮れる絵はあるし、
天候、シチュエーションを選ばない安心感もあるとは思う。
だが使用レンズを同じにするなどの一定の条件下では両者の画質にたまげるほどの差はないと思われる。
コスト高になる以上、フルサイズをハイエンドと位置づけ、全体に高性能にすることで
戦略的に高額モデルとして「のみ」存在させている、ということではないだろうか?
本当に適正な価格なのだろうか??
そんなに詳しくなくて書いてるから本当かもしれないがな(笑)。
だが、数さえ出れば不良率がやや高くてもフルサイズセンサーの原価自体はそんなに
高額にならないんではないかという疑問を最近持ってしまっている...。
あしたもフルサイズについての夢想を続けてみます(笑)。