ジャズというのは自由度の高い音楽と言われます。
たしかにジャズの持つ懐の広さは大きな魅力です。
自由に変化していくフレージングを聴くとこれこそジャズの醍醐味だとも感じます。
インプロヴィゼーションはジャズの中で大きな割合を占める部分。
ここにこそ魅力が詰まっており、より大きな自由を求めて
みんな全力で演奏しているはずです。
しかしフレーズ、歌いかたは進化させることはできても
集中しているが故それ以外のことを考える余裕が無くなり、
結果的に様々な音楽の要素についてはないがしろにしている、
と感じることはないでしょうか。
ピアノについてだけ考えても、
一方で確立されたクラシカルなピアニズムがありながら
こちらでは狭い定型化したジャズ語法で、マンネリな「自由」を演奏しているだけではないか
と疑問を感じてしまう、みたいな。
ちょっと自虐的な言い方でしたでしょうか。
[PENTAX K-x & D FA Macro 100mmF2.8]
まあもっとも天才プレイヤーレベルではいろいろな進化がおこっていますよね。
余計なこと考える前に少しでも練習しておけ、という感じでしょうか(笑)。