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画像/音声 圧縮データのクオリティーについて

普段、画像をパソコンで処理する場合はRAW を基本としています。

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JPEG は圧縮率にもよりますが不可逆圧縮で1/10 くらいになります。
JPEG 画像を最大に拡大すると微妙にモスキートノイズらしきものが見えますし
ビット数もK-5 の場合RAW=14bit に対してJPEG =8bit。
JPEG ではいかにもエディット耐性がないと思ってしまいます。

画像/音声 圧縮データのクオリティーについて_b0134013_083168.jpg






そこで一度比較してみようということで同じ写真をJPEG, RAW それぞれ用意。
無理な露出調整やコントラストアップによるトーンジャンプの有無などを見てみました。
(きょうの写真ではありません)
すると....


おお、おお...、
違いがわからないではありませんか(笑)。

もともと明るく飛んでいる部分に着目して露出を低く補正しても
とりたててRAW の方がより多く明部の情報を持っているとは感じません。
(これは機種に因る違いもあると思いますが...)

不可逆圧縮によるデータの荒れについても、
実際のところ何十回もセーブしまくってはじめて明確な差が出てくる
との話もあります。

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これとは別件で、
おとといレコーディングスタジオで妙な比較をしました。
iPod からの再生で、同じ曲をリニアWAV ファイルとMP3 の160bps で聞き比べたんです。
こちらも不可逆圧縮で1/10 近くになります。
再生は人の背丈ほどもあるラージスピーカーです。
違いは....、


おお、おお、
ほとんど違いがありません(笑)。

いや、実際のところ微妙な差は感じることができます。
リニアの方は広がり感がやや多く感じます。
とはいえややタイトなMP3 を好む人もいるのではないか、というくらいのものです。

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[PENTAX K-x & D FA Macro 100mmF2.8]





写真も全紙サイズにプリントしたら差が出るかも、とか
音声もラージスピーカーなら違いがわかるかも、とか
これってなんなんでしょうね....。

普段A4 ですらプリントしないし
音声再生も仕事以外ではヘッドホンだったりして....。

フィルムとデジカメ
カセットとCD
そういった大きな違いでないのは確かですね。
大変すばらしいんですがなんだかつまらないな、なんて思ったり...。
だって10倍データ量が多かったらせめて
感覚的にも3倍くらいはすごい、と思いたいでしょう(笑)?


一応、今後もRAW を使う予定ですけども。
by tig3ti | 2011-04-29 23:08 | カメラ/写真 | Comments(2)
Commented by にしを at 2011-04-30 17:24 x
RawならJPGにするときにいろんな方針が選べてその幅が広い、JPGならカメラ内蔵処理が勝手に決めた指針から大幅にずらせないので範囲が狭い、くらいの理解でよいのではないかとおもっています。で、たいていの場合、カメラ内蔵のJPG現像処理はけっこう適切なのですよね。ですから最終結果を比べるとそんなに変わらない場合がおおい、ということになると思われます。その「カメラが勝手に決めた指針」から大幅にはみ出すような後処理を行わない限り、圧縮ロスはあまり問題にならないでしょう。圧縮アルゴリズムってけっこうよくできてますからね。
Commented by tig3ti at 2011-04-30 22:44
カメラが生成するJPEG はノイズ処理まで考えるとよく出来ていますよね。
JPEG は意外とエディット耐性もあるようで驚きました。
まあ限定的なテストでしたので弱点もあるのでしょうが。


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