普段、画像をパソコンで処理する場合はRAW を基本としています。
JPEG は圧縮率にもよりますが不可逆圧縮で1/10 くらいになります。
JPEG 画像を最大に拡大すると微妙にモスキートノイズらしきものが見えますし
ビット数もK-5 の場合RAW=14bit に対してJPEG =8bit。
JPEG ではいかにもエディット耐性がないと思ってしまいます。
そこで一度比較してみようということで同じ写真をJPEG, RAW それぞれ用意。
無理な露出調整やコントラストアップによるトーンジャンプの有無などを見てみました。
(きょうの写真ではありません)
すると....
おお、おお...、
違いがわからないではありませんか(笑)。
もともと明るく飛んでいる部分に着目して露出を低く補正しても
とりたててRAW の方がより多く明部の情報を持っているとは感じません。
(これは機種に因る違いもあると思いますが...)
不可逆圧縮によるデータの荒れについても、
実際のところ何十回もセーブしまくってはじめて明確な差が出てくる
との話もあります。
これとは別件で、
おとといレコーディングスタジオで妙な比較をしました。
iPod からの再生で、同じ曲をリニアWAV ファイルとMP3 の160bps で聞き比べたんです。
こちらも不可逆圧縮で1/10 近くになります。
再生は人の背丈ほどもあるラージスピーカーです。
違いは....、
おお、おお、
ほとんど違いがありません(笑)。
いや、実際のところ微妙な差は感じることができます。
リニアの方は広がり感がやや多く感じます。
とはいえややタイトなMP3 を好む人もいるのではないか、というくらいのものです。
[PENTAX K-x & D FA Macro 100mmF2.8]
写真も全紙サイズにプリントしたら差が出るかも、とか
音声もラージスピーカーなら違いがわかるかも、とか
これってなんなんでしょうね....。
普段A4 ですらプリントしないし
音声再生も仕事以外ではヘッドホンだったりして....。
フィルムとデジカメ
カセットとCD
そういった大きな違いでないのは確かですね。
大変すばらしいんですがなんだかつまらないな、なんて思ったり...。
だって10倍データ量が多かったらせめて
感覚的にも3倍くらいはすごい、と思いたいでしょう(笑)?
一応、今後もRAW を使う予定ですけども。