きょうは松本峰明氏のピアノソロを聴きにいきました。
松本氏は阿川泰子さんのサポートをはじめ一線で活躍するスタジオミュージシャン/ジャズピアニストですね。
「ソロ演奏」
とても繊細なサウンドでした。
ここのところ個人的に意識しているメロディー以外の動きなどが美しく構築され、
聴きながら「そうそう、そういうアプローチを聴きたかったんですよ」と膝を打つような
音楽の上での我が意を得たり状態でとても心地よかったです。
「デュオ」
演奏中にベーシストの加瀬達氏が遊びにきてデュオとなりました。
加瀬さんはがっちりした体格に似合わず非常に優しく弾くのですがビートがあってラインが自然でとても音楽的です。
松本さんが演奏のあと僕も加瀬さんとデュオで演奏させていただきましたが、
(自分の問題に目をつぶれば)実に納得感のあるサウンドが出来上がりました。
まあ百戦錬磨の加瀬さんのプレイにいまさら納得感などという言葉ははなはだ失礼なのですが
そこを敢えて使いたくなる言葉なのです。
こちらの出す音、出す予定の音、意外な展開など(無意識的にせよ)すべて把握しているから
余裕のあるサウンドを出せるのかな、などと想像していました。
松本さんへの感想で言ったようなフレーズですが
「そうそう、そういうベースラインが欲しかったんですよ」
という感覚に終始包まれている感じです。
だから納得感があるという言葉を使いたくなるんですね。
「トリオ」
昨日書いた、
ドラマーが8ビートを演奏できても4ビートは全く別物。
スティックで4ビートが出来てもブラシは全く別もの。
の話に関連しますが、
仮にピアノトリオ演奏ができるとしても
ソロピアノにはかなり別の感覚が必要。
ソロが出来ていると思ってもデュオはまた別物。
それぞれに感覚を磨いておかないと絶対うまく行きません。
他にも山ほど考えておかなくてはいけない要素がありますね。
なんでも経験を積んでおかないと自分のものにならないですからね。
Jazz Friend のみなさんはどんな状況でも対応出来ますか(笑)?
はっはっはっは。
一緒にがんばりましょう!
「ビッグバンド!」